このページの内容は2008年に書いたものなので、2019年現在となっては古いものとなります。
W3Cなどの標準化団体が規格化したWebの技術仕様をWeb標準といいます。
要約すると「Webに関する国際標準規格の総称」ということです。
狭義には、WebデザインにおいてHTMLを正しく使って構造を示し、CSSで視覚表現を制御する手法のことをいいます。
実は2002年くらいまではCSSで表示の指定を行うことはあまり現実的な話ではありませんでした。
なぜなら、当時はまだブラウザがCSSに十分には対応していない状況で、たとえCSSで正しい指定をしても指定通りには表示されないことが多かったかったからです。
しかし、今は違います。
CSSの整備がかなり進み、XHTMLとCSSで正しい指定をすれば正しく表示されるようになって来ました。これを「ブラウザがWeb標準に準拠している」といいます。
Webブラウザでは最も有名なMicrosoftのInternetExplorer6はあまりWeb標準に準拠しておらず、よりWeb標準に準拠しているMozilla FirefoxやOperaが、InternetExplorerに比べてシェアを獲得しました。
Web標準にどれだけ準拠しているかを示す有名なテストに「Acid3」があります。
このテストで得点の高いほど、よりWeb標準に準拠していることになります。