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クレジットカードでの年間一括払いのさくらサーバを途中解約すると返金してもらえるか?

さくらインターネット
このサイトは2016年の10月まで、およそ10年間ほどさくらインターネットのサーバーを利用していました。

途中、WordPressを使うためにライトプランからスタンダードプランに変更したことがありましたが、特に不満のない素晴らしいサービスだと今でも思っています。
この金額の割にサーバの性能も良く、電話サポートまであって文句の付けどころがない。

しかしサーバの応答速度をもっと早くしたいという理由から、現在はエックスサーバーに移転をしています。
サーバー性能というのは基本的には料金に比例するものです。

エックスサーバーのほうが2倍以上高い金額なので、サーバの応答速度が速いのも当然と言えば当然でもあり、決してさくらサーバに問題があるわけではありません。

さて、ここからが本題です。
上記のような理由から、さくらサーバを途中解約することになりました。
ちなみに、料金の支払いはクレジットカードでの年払いを選択していました。

このような年払いを途中解約する場合、未使用分の料金は返金してもらえるのか?が気になると思います。
さくら公式サイトには以下のように書かれている。

年間一括払いで利用期間途中に解約をすると、お支払済みの期間で利用を終了できます。
例) 9月30日までの料金を支払い済みの場合
利用期間中のどこで解約の手続きをしても【9月30日】が利用終了日になります。sakura10
サービスの解約 【2015年11月21日から】 – さくらのサポート情報

これだけを見ると、途中解約の場合は返金されないような言い方である。
しかし、その下には以下のようにも書かれていた。

個人および任意団体でのご契約の場合、基本、解約手続き実施月の月末でご利用を終了できます。
ご利用の残期間により、返金が発生することがあります。
≪返金額の計算式≫
レンタルサーバの場合
【 年額料金 -(利用月 × [年額料金 × 1/10] + 返金手数料648円(税込)) 】
サービスの解約 【2015年11月21日から】 – さくらのサポート情報

「返金が発生することがあります」という表現があいまいで困る。
というわけで、電話サポートで確認をしたのち、実際に解約してみました。

結果から言えば、返金してもらえます。
ただし、返金手数料は引かれてしまいます。(648円)
その具体的な流れを以下に書いておきます。

さくらインターネットの「会員メニュー」にログインをし、「契約情報」から「契約サービスの確認」を選択すると、現在契約中のサーバーが表示されます。(私の場合はスタンダードプランを2つ契約していました)
契約中のサーバー

そこで「解約」のボタンを選択します。
解約を選択

すると、以下のような感じで注意事項が表示されます。
一通り読んだら「次へ」を押します。
解約の注意事項

するとその月末での解約となり、残りの期間の長さに応じて返金額が算出されます。
返金手数料は648円でした。
返金額の算出
この画面を下にスクロールすると返金先の口座を入力するフォームがあります。
そこに口座番号を記入して決定すれば解約手続きは完了し、その口座に返金されることになります。簡単ですね。

解約手続きが完了した後は、上記の「契約サービスの確認」のページの表示が「解約中」になります。
解約中
月末での解約扱いになるので、それまでは普通に使えます。
この状態でも「サーバ設定」のボタンを押せばサーバコントロールパネルに入ることができますから、そのサーバにある以下の項目についての削除や最終確認をしておくと良いでしょう。

  1. ウェブサイトに関するデータ
  2. メールアドレス関連のデータ
  3. データベース関連のデータ

解約の時でさえこのように良心的なさくらインターネットは素晴らしい会社だと思います。
安めの価格の割にサービスが良いのが素晴らしい。

普通はこの値段でフリーダイヤルの電話サポートなんてやってられませんよ。スタッフの人件費がかかるのは当然ですし、問い合わせ内容に答えられるだけの教育コストもかかりますからね。

2020年4月1日にさくらインターネットの約款が変更され、1年後である2021年3月31日以降は途中解約の際の返金がなくなるようです。

年額前払などの長期間の前払を選択されている個人(※)のお客様について、中途解約をされる場合の解約日
を、法人又は月額前払選択のお客様と同じく、お支払済み期間の末日へと変更いたします。(第6条第2項)

~中略~

2021年3月31日までを移行期間とし、従来と同様に返金をさせていただきます。(附則第2条)
基本約款改定のお知らせ | さくらインターネット
基本約款改定の要約

2021年3月31日までならいつ解約しても残りの期間分を返金してもらえるのでそれまでに解約をするか、または忘れないうちに月払いなどに変更しておくと良いでしょう。

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