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metaタグのNOINDEXとNOFOLLOWの効果を解説

インデックス
ウェブサイトを作るようになると、誰もが必ず一度は直面するタグに「metaタグ」というものがあります。

metaタグにはそのページの「メタ情報」を記述しておくことができます。
メタ情報とはWikipediaによると、

メタデータ(metadata)、メタ情報とは、メタなデータ、すなわちデータについてのデータという意味で、あるデータが付随して持つそのデータ自身についての付加的なデータを指す。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF

と説明されています。
metaタグで設定できる内容はいくつもありますが、今回はその中でも、

<meta name="robots" content="noindex,nofollow" />

について解説します。

noindex,nofollowの意味
このmetaタグは検索エンジンのクローラーに対しての設定になります。

<meta name="robots" content="noindex,nofollow" />

検索エンジンのクローラーとは、Googleなどの検索エンジンが世界中のウェブサイトの情報を集めるために自動巡回させているプログラムのことです。
「検索ロボット」と呼ばれることもあります。だから上記コード内に「robots」と書かれているのですね。

クローラーがあなたのサイトにアクセスしてきた時、そのページ内にこのmetaタグが記述されていると2つの効果が発生します。
その2つとは、「noindex」と「nofollow」です。

それぞれの効果について以下で解説していきます。

noindexの意味
metaタグのnoindexには「そのページをインデックスさせない」という効果があります。

<meta name="robots" content="noindex" />

「インデックス」とは、Googleのデータベースに登録されることを意味します。
インデックスされていないページは「検索対象外」という扱いとなり、Googleなどの検索結果に表示されることはなくなります。

検索クローラーやインデックスについての詳細については「自分のサイトがGoogleなどの検索結果に表示されない時の原因と対処法」のページをご覧ください。

noindexの反対はindexです。
つまり、以下のようにmetaタグを記述すれば、そのページは検索エンジンにインデックスされるようになります。

<meta name="robots" content="index" />

ただ、検索エンジンは基本的にはどのページでもインデックスするものなので、上記コードはわざわざ記述しなくてもインデックスされます。(多くのサイトをインデックスしないと検索エンジンとしての役割を果たせないため)

ですので、上記コードは「一応、明示しているだけ」といった意味合いとなります。

noifollowの意味
metaタグのnofollowには「検索クローラーがそのページ内にあるリンクを辿って行かなくする」効果があります。

<meta name="robots" content="nofollow" />

クローラーはそのページ内にあるリンク(aタグ)を辿っていくことで多くのページやサイトを巡回しています。

ですので、もしあなたのサイトにクローラーがアクセスしてきた時、そのページ内に上記コードが記述されていると、クローラーはそのページから別のページへと移動はしなくなります。つまりそこで巡回は一旦終了となります。

nofollowの反対は「follow」です。
以下のように記述すれば、クローラーはそのページ内にあるリンクを辿って別のページへ巡回に行きます。

<meta name="robots" content="follow" />

ちなみにこのコードも上で解説したindexと同じで、記述してなかったとしても問題ありません。
記述されていないときはクローラーは勝手にリンクを辿って様々なページへと巡回して行きます。

ですので、上記コードはあくまでも「明示しているだけ」となります。

これまでに解説したnoindexとnofollowをまとめて設定するには以下のように半角コンマで区切って記述します。

<meta name="robots" content="noindex,nofollow" />

上記のように書くことで「そのページは検索エンジンにインデックスされず、そのページ内にあるリンク先へ巡回させない」という効果が発生するようになります。

私は小文字で書く主義ですが、noindexとnofollowの部分は大文字で書いても問題ありません。
ただ、当然ですが全角文字はダメです。

<meta name="robots" content="NOINDEX,NOFOLLOW" />

インデックスさせない意味
一般的に、ウェブサイトというものは人に見てもらうために存在するものですから、

noindexによってそのページを検索対象外にし、わざわざ訪問者を減らすようにするのは意味ないじゃないか。

と思われるかもしれません。
でもこれにはいくつかの意味があります。

例えば当サイトでも配布・販売しているようなプログラムにもありますが、サイト運営者だけがアクセスするログインページなどは無関係の人にアクセスされても困りますので、noindexを設定しておいて検索結果ページに出さないほうが無難となります。

また、最近のGoogleは検索利用者にとって役に立つ内容がないページを嫌います。(低品質コンテンツと呼ばれます)
そのようなページは検索上位に出ることはほとんどないばかりか、そのようなページが大量にあるサイトはドメインごと(同一ドメインのすべてのページ)評価を落とされます。

ドメインごと評価を落とされると、内容の充実しているページの方も検索順位が落とされてしまうので、それを防ぐために内容のないページにはあらかじめnoindexをつけておく方がベターとなるのです。

【補足】
noindexによって検索対象外になっているページは、SEOの評価対象外になります。
ですから、どんなクソな内容だったとしてもSEO評価下落の要因にはならなくなるのです。

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