このページの内容は「カスタマイズ依頼」や「設置代行依頼」のような有償での納品の話になります。
それらのご依頼の際は、納品時にクライアント様にも動作確認をしていただいており、そこで問題がなければ納品完了になります。
その後、クライアント側で何らかの編集をした後に動作エラーが発生した場合は、納品時の状態でも同様のエラーが発生するかをまずは確認してみてください。
基本的に「納品時の状態」は動作保証をしております。(例外については後述)
もし納品時の状態でも同様のエラーが発生するのであれば、私のほうでも原因を調査し、原因がプログラム側の不具合だった場合は無償で修正対応をいたします。
後から動作エラーが発生した場合について
しかし今までの経験上、原因がプログラム側の不具合だったケースはほとんどなく、たいていの場合は、
- クライアント側で間違ったカスタマイズをした。(PHPの文法エラーなど)
- サーバーのPHPのバージョンが変わった。
- サーバーの仕様が変わった。
など、別の原因であることがほとんどです。(上記原因は上のものほど確率が高いです)
プログラムというものは、構成や環境が同じであれば同じように動作するものです。
「何もしていないのに勝手に動かなくなった」なんてことは基本的にあり得ません。
ですので、動作エラーが発生するようになった場合はその直前に何らかの編集をしたか、または構成や環境に何らかの変化があったと考えるのが妥当です。
「納品時の状態」でも動作保証できない例外的なケース
例外として、「納品時の状態」でも上記2や3の原因によって動作エラーが起きている場合は有償対応となります。
これは例えて言うと、過去に以下のような形で納品されたものがあったとしたら、
- Flashで作成されたサイト。
- HTTPSになっていないサイト。
- 古いPHP関数を使ったプログラム。
その後、数年が経過する中でブラウザやサーバーの仕様が変わった結果、以下のようなことが起きます。
- Flashが画面上に表示されなくなった。(ブラウザの仕様変更)
- HTTPSになっていないとURL欄に「安全ではありません」と表示されるようになった。(ブラウザの仕様変更)
- 古いPHP関数のせいで動作エラーが発生するようになる。(サーバーの仕様変更)
Webの世界は技術の移り変わりが早いので、5年~10年も経過すれば上記のような外部環境の変化が普通に起こりえます。
これはどんなプログラムやウェブサイトにも同様のことが言えます。
私がプログラムを制作する際は、その後すぐに廃止される(使えなくなる)ことが予想できるような関数(非推奨なもの)などはなるべく使わないようにしていますが、それでも上記のような可能性は0ではありません。
ですので、外部環境の変化によって動作エラーが発生した場合は、大変申し訳ありませんが有償対応とさせていただいております。
【補足説明】
実際のところ、サーバーのPHPバージョンが上がってプログラムが動作しなくなることはあっても、ブラウザのアップデートによってプログラムが動かなくなるケースはほとんどありません。
それはなぜかと言うと、ブラウザはアップデートをしてもかなりの後方互換性を維持していてくれるからです。